整形手術が失敗することってあるの?実例と回避策について

近年は簡単な方法が考案されたり、医療技術の進化もあって気軽に受けやすくなっている整形手術ですが、必ずしも望ましい結果になるとは限りません。大切な顔や身体なのですから、失敗して後遺症が残ると言うことは避けたいものです。

今回は、整形手術で実際にあった失敗と対策、回避方法について考えていくことにしましょう。

痛みや腫れが出てしまう失敗は多め

整形手術では基本的に簡単な部類のものでも、ダウンタイムと呼ばれる術後期間を考える必要があります。顔にメスを入れたり薬剤注射を施しますから、どうしても痛みや腫れが生じ、傷口が治るまで、しばしの時間が必要と言うわけです。

しかし、場合によっては、このダウンタイムを過ぎても、問題が解消しないと言うケースがしばしば見られます。術後に明らかな異常を認めるケースもありますので、おかしいと感じた時には早めの対策が欠かせません。具体的にどのような失敗例があるかを見ていくと、近年は話題となっている二重まぶたの手術では、比較的多数の報告があります。

これは二重まぶた手術が突出して危険な部類にあるわけではなく、気軽だからと言うことで施術を受ける方が多い分、希望者数に比例して失敗例が増えているものと考えて良いでしょう。二重まぶたの失敗は、視力の低下に繋がっているケースがある他、目が開きにくい・閉じにくいと言った症例に悩んでいる患者さんも見られます。

近年は人気が高まりつつあるフィラー注射も、トラブル事例が多くなってきました。こちらはフィラーと呼ばれる充填剤を体内に注入する手法で、シワ取りや鼻の整形に効果があります。非常に手軽に施術を受けられるため人気なのですが、国内クリニックにも関わらず、海外製のフィラーを使っているケースが多く見られるようです。

この海外製のフィラーが粗悪品だったりすることがあり、注入部に激しい痛みが生じる他、体組織が壊死する場合も見られます。

思い通りに仕上がらなかったと言う失敗も

痛みや腫れと言ったトラブル以外に、整形手術で多く見られるのは、希望通りに仕上がらなかったと言う失敗例です。術後は痛みもひいて傷跡も残らなかったけれど、思い通りの顔にならなかったり、施術した部分に違和感が生じたりするようなケースがしばしば見られます。

このケースでは外科的には手術は成功と言えるでしょうが、美容整形の面では全く喜ばしいものでは無いでしょう。思わしくない結果になった、と言う事例は色々なケースで生じています。まず、多いのがヒアルロン酸やボトックスの注入手術です。

これらは手順を見ると極めて簡単なのですが、美容整形においては必要量を見極めたり、適切な薬剤を選ぶことが重要となります。薬剤が多すぎたり、選定に失敗した結果、好ましくない結果に終わることが少なくありません。

明らかに整形したと判ってしまうほど注入部が目立ったり、注入位置を失敗してしまう事例も見当たります。他にも鼻筋を整えるための整形手術なのに、鼻が曲がってしまったと言うような失敗や、二重まぶたの矯正で不自然なシワが増えたと言う失敗など、様々な事例があり、枚挙に暇がありません。

このような結果になった時には、それ自体も腹立たしいものですが、手術費用の支払いや、再手術費用の負担などが悩みどころです。このままでは正に泣きっ面に蜂と言うことになりえるので、問題が生じた場合の対策も考えていきましょう。

失敗に終わった場合は法的に争える

思いがけず整形手術が失敗に終わったと言う場合、まずは法律的な解決を検討していきましょう。まず、整形手術が失敗したのであれば、医師側に対して債務不履行責任が生じえます。債務不履行責任は、簡単に言うと当初の約束どおりに結果が出なかった場合、医師側はなすべきことをしなかったわけだから、その契約は解除できると言うような法律的な仕組みです。

これによって契約を解除すれば、手術費用を支払う必要がなくなり、場合によっては損害賠償を請求できます。

もちろん、既に支払ってしまった費用の返還を求めることも可能です。医師側としては、契約書にサインしたとか事前説明をしたと言うことで対抗してくる可能性がありますが、法律的にはそれらの契約行為や説明があっても、内容が道義に反していたりする場合には効力を生じてきません。

つまり、医師側の言い分が必ずしも通るわけではないので、問題が生じたら泣き寝入りせず、弁護士に相談をしてみるのも良いでしょう。

再手術は失敗事例に強いクリニックを選ぶ

法的な責任追及を考えると同時に、再手術で後遺症を取り除いて行くことも重要です。痛みや腫れが酷い場合には、できるだけ早く治療をして元の状態に取り戻しましょう。整形箇所が変になって目立ったり、傷跡や発赤が残った場合には人に会うのも億劫になりかねないので、こちらも早めにケアしていきたいものです。

失敗した手術のアフターケアを考える時には、このような事例を多く扱ってきた、実績の豊富なクリニックを選ぶと良いでしょう。クリニックについて調べていくと、再建手術であったり、整形のために注入・挿入したものを取り除くような治療を得意としている医師が見当たります。

受診できそうなクリニックを探して、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

手術の失敗を回避するために

失敗した後にも、法的措置を考えたり再手術で元の顔を取り戻すこともできなくはありませんが、やはり、最初からトラブル無しで整形を成功させたいものです。そのためには、事前にしっかりと整形手術について情報を集めて、適切なクリニックを選んでいくことが大切でしょう。

まず、整形手術は広告では「簡単・安価・後遺症なし」と言うような謳い文句が散見されますが、安易にこれを信用するのは避けたいものです。幾ら簡単であったとしても、整形手術は基本的に、医療行為として制限を受けています。

それだけのリスクが付きまとうためです。手軽な手術方法があったとしても、その手法で生じ得るトラブルについては、予めしっかりとチェックしておきましょう。

クリニック選びも大切です。どのような手術方法であっても、医師が儲かれば良いと言うような考えであったり、いい加減な性格であった場合には、トラブルの可能性が高まります。まずは、しっかりと事前相談を行って、この時に意思の態度を見極めていきましょう。

ぞんざいな説明をしたり、リスクについて触れないでセールストークを繰り広げるようでは、信頼性は低いと考えて良いはずです。

経験が豊富で、施術を受けた方からも高評価を得ているクリニックを選んでいきましょう。